Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008エントリーこの記事はImpress Japan Corporation主催による「Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008」の定格パフォーマンス部門エントリー内容となっています。
・応募部門 > 定格パフォーマンス部門 ・エントリーマシンの構成パーツ > CPU:AMD QuadCore Phenom X4 9850 Agena (定格 2.5GHz) > マザーボード:Gigabyte GA-MA790FX-DQ6(BIOS F6B) > メモリ:CFD W2U1066DQ-1GLZJ DDR2-1066(PC2-8500) 1G×2 > ビデオカード:MSI R4870X2-T2D2G-OC+PowerColor HD4870 3GPU CrossFireX > HDD:WD3000GLFS-01F8U0 > 光学ドライブ:PIONEER DVD-RW DVR-212 ATA Device > CPUクーラー:Zalman CNPS9700 LED > ケース:ZALMAN Fatal1ty (FC-ZE1) > 電源:GIGABYTE ODIN GT_800W(GE-S800A-D1) > ディスプレイ:Buffalo FTD-G923ADS ・使用OS > Windows Vista Uitimate(32bit版) ・エントリーマシンの外観写真 FC-ZE1ケースデザインは賛否両論のようですが、筆者的には一目ぼれした一品です。 ・エントリーマシンの内部写真 マザーボードはGIGABYTEのGA-MA790FX-DQ6。Phenom搭載を前提に選択したマザーです。購入してから時間こそ経っていますが、安定した動作には感服している次第です。BIOS更新でAM3 CPUにも対応できるようですので永く使える製品ですね。 サイドフローのクーラーから貫ける温風は120oリヤファンからストレートに外部へと流れ出る。上部パネルにファンなどは装備されていませんが熱溜まりになる事はありません。 マルチGPUをサポートし、Quad PCI-Eの構築も可能としているGA-MA790FX-DQ6。実際はご覧の通りスロット間隔が狭い為、4スロットをフルで使用するのは難しいですね。 CFD ELIXIR(W2U1066DQ-1GLZJ)にNexus Technology社のヒートパイプ式 メモリ用ヒートシンク(HM-13SV)を装着。チップは(NANYA子会社のELIXIR:M2Y1G64TU8HC0B-BD) 発売元はCFD 同じPC2-8500でもFireStix FSH1066D2C-K2Gでは時々エラーが発生。W2U1066DQ-1GLZJにおいては現在もトラブルなく使用できています。CPUクーラーはZALMAN CNPS9700 LED。CNPS9500 AM2から気に入って使っているサイドフロータイプのクーラー。多くのPC雑誌でも高い評価を得ている優秀な製品です。 エアフロー効率をUPする為、ZALMAN Fatal1tyに標準装備されているスチール製のHDDベイを取り外し、裸族のビキニ(CRBK2)を使用しHDDを取り付けてみる事に・・・。裸族のビキニを設置する場所にはポリウレタン樹脂マットを装着。 裸族ビキニを纏いポリウレタン樹脂マット上に搭載されたHDD。 エアフロー効率は標準装備されているHDDベイに比べて格段に向上している。ポリウレタン樹脂を使うことで共振対策もOKだ。 一度は試してみたかった3GPU。予算があればHD4870X2 CFXを構築したかったですね。 今回のシステムでは余裕を持たせるべく800W電源を選択。GIGABYTEの電源を選んだのはPCI-E 6pin+2pinコネクタが4つ装備されていたからです。 5oはある分厚いアルミ板。無駄に高価なケースに思えるがその精度は高い。 エントリーの為に、仕事から帰るとすぐにPCをばらして、一つ一つのパーツをクリーニング。床置きしていないのにこの有様。本当は定期的にクリーニングしないとPCに良くないんですけどね。ちょっとサボりましたです。 日々活躍してくれるAMDマシン。ホコリ一つ無いのは気持ちの良いことです。 PCゲームでは内容によりこんなものも使っています。マウスは常用でLogicoolのVX Revolutionを使っています。VX RevolutionはノートPC用のマウスでコンパクトな作りになっていますが、多機能で使いやすく、筆者としては重宝しています。ゲーマー・コマンドユニットはMicrosoftさんからの頂き物です。FPSに使ってます。 解説文■自作マシンのコンセプト ・意図:PCゲーム専用機の構築 ・意匠:HDDベイをあえて取り外し冷却効率を向上させている ・目的:PCゲーム80%、HP・BLOG更新及びメール等20% ・思い等:AMDシステムに拘ったマシンは一生の宝物です ◆CPU:AMD QuadCore Phenom X4 9850 BE(Black Edition) ・Athlon XPからAMD社製を使用していましたので、勿論、現在もAMD CPUを搭載しています。 ・消費電力に伴う発熱が気になるとの話もありますが、常用3.0GHzの使用で一度もシステムダウンした事はありません。(今回は定格周波数でエントリーしています) ・ステッピングがB2からB3に変更されTLBエラッタが解消されたモデル。 ・HT Link Speedが4000MHz(全二重)に対応。BE(Black Edition)ではCPUクロック倍率を上げる事が可能。 ・OCCT 2.0.0a(CPU安定性テストプログラム)オート・テストでは3.0GHzにて1hのテストをクリア。(プログラム実行中に中にブラウザのタブを6面表示させWed閲覧) ・MaxTempは60℃、平均値は58.5℃の結果となった。 OC時はサードパーティのCPUクーラーに換装する事をおススメします。(OCは自己責任)◆CPUクーラー:ZALMAN CNPS9700 LED ・AMD Athlon 64 X2 6000+からZalman社のCPUクーラーを使用していますがこのシリーズは実によく冷えるクーラーです。 ・CNPS9700 LEDを使用しOCCT(CPU安定性テストプログラム)を1時間実行したコアTempはMAXで凡そ60℃。【オリジナルクロック 2.5GHz(200×12.5)のPhenom X4 9850 BEを3GHz(200×15)にクロックUPしてテスト実行している点にご留意】 ・ソケットAM2、AM2+に対応。 ・リテンションの向きに関わらず装着が可能。 ・ファンコントローラーが付属。 ・熱伝導グリスが付属(刷毛が付いており塗り易い) 購入前に他のパーツとの取り合いを確認しましょう。◆マザーボード: GIGABYTE MA790FX-DQ6 ・当時、Phenom入手を前提にMA790FX-DQ6を選択。 ・ポイントはHyper Transport 3.0・DDR2 1066/800/667対応、10個の電源フェーズを搭載している点と4GPU搭載が可能な点。 ・VRMの強化により140WのCPUをサポートしている。 パーツ構成によってはマザーボードの装備が無駄に遊んでしまう事があるので、じっくり考えて選択しましょう。◆メモリ ・AMDシステムと相性の良いCFDが取り扱うElixir社(NANYA TECHNOLOGY CORPORATIONの子会社)特選品メモリモジュール搭載W2U1066DQ-1GLZJを選択しました。 ・発熱を考慮し別途Nexus Technology社のヒートパイプ式 メモリ用ヒートシンク(HM-13SV)を装着。 ・本システムにて相性の問題はありません。 メモリは相性の問題が発生することもあるのでよく調べてから購入しましょう。◆PCケース:ZALMAN Fatal1ty (FC-ZE1) ・できる限り長く使用できるものを考慮しZALMAN Fatal1ty (FC-ZE1)を選択。 ・アルミ厚は4o〜5o、重量はケース単体で12.5 kgと重厚な仕様。(カードホルダーとHDDベイはスチールとなっています) ・本体フロントに92mmファンを2基、リアに120mmファンを1基実装していますので冷却性能は抜群。(ホコリは吸い込み易いですが) ・サイドパネルは蝶番により開閉するようになっています。(ワンタッチドア方式のシースルー・サイドパネル) ・ケースサイドパネルを留めているアレンボルトを外す事によりメンテナンスが容易に行える。 ・取りまわしは楽ではありませんし、とても高価な製品ですが、後悔する事無く今でもお気に入りのPCケースとして使用しています。 使用目的に合った製品を選ぶといいでしょう。◆HDD: Western Digital WD3000GLFS(起動ドライブ)とCaviar GP WD10EACS(データ格納用) WD3000GLFS・起動ドライブは高速なアクセスを重視しWD3000GLFSを選択しました。 ★HD Tune2.55テスト ・Transfer Rat Minimum : 52.8MB/sec ・Transfer Maximum : 120MB/sec ・Transfer Rate Average : 99.2MB/sec ・Access Time : 7.1 ms ・Burst Rate:154.4MB/sec。 ・OSの起動時間はCaviar GP (WD10EACS) と比べると5秒ほど短縮 ・Windows vista Ultimate SP1 32Bit OSでのHDDパフォーマンス評価は5.9ポイント。 Caviar GP WD10EACS・データ量が増えてきたので大容量モデルを対象に選びました。 ・省電力仕様に設計されたHDDを重視しWD10EACSを選択。データ格納専用ドライブとして使用しています。 ・ディスク回転速度は5400回転/分で固定されていますが高記録密度により十分な性能が得られています。 ・静音、低発熱 ★HD Tune2.55テスト ・Transfer Rate Minimum : 28.1 MB/sec ・Transfer Rate Maximum : 81.6 MB/sec ・Transfer Rate Average : 61.9 MB/sec ・Access Time : 14.7 ms ・Burst Rate : 112.0 MB/sec ・Windows vista Ultimate SP1 32Bit OSでのHDDパフォーマンス評価は5.7ポイント。 ・動作時の温度はアイドリングで24℃(※計測はHDDlifeJEとPC Wizard 2008を使用。室温は18℃) ◆電源: GIGABYTE ODIN GT_800W(GE-S800A-D1) ・PCI-E 6pin+2pinコネクタが4つ装備されている。 ・ソフトウェアによるシステムコントロール機能を搭載している。 ・R700 CrossFireX構築を考え大容量(800W)を選択。 ※Triple or Quad CrossFireXの構築を前提に考えていましたのでPCI-E 6pin+2pinコネクタが4つ装備されている事がこのモデルを選択した一番の理由です。 大容量=高性能という分けではありません。システム構成の消費電力をシュミレーションして選択したほうがいいでしょう。ちなみに筆者システムにおいてPhenom X4 9850 BEを3.0GHzにOCさせた場合のMaxは700Wオーバーにもなります。(自慢になりませんが・・・)◆ビデオカード:MSI R4870X2-T2D2G-OC&PowerColor AX4870 512MD5-H ★MSI R4870X2-T2D2G-OC ・発売当時、X2モデルでMSIの納品が一番早かった為、迷わず購入。 ・MSI独自のBIOSにてGPU Core Clock Speedを750MHz→780MHzにOCさせているモデル。Memory Clock Speedは定格の1800MHzとなっています。 ・MSI DOT Express Technologyにより最大10%のOCが可能となっています。(6段階の設定が可能) ・冷却ファンのノイズは多少気になるのは確かですが、冷却性能を考えればMSIのBIOSファン設定はバランスがいいのではないかと思います。 ・想像以上に高負荷となるモンスターハンター フロンティア ベンチマークではBench終盤までにファンの回転数は4700回転をオーバーしファンノイズはかなり耳障りな状態になります。ファン稼働率は55%くらいでしょうか。その分、冷却効果は絶大でGPU温度は80℃に達することなく淡々と完走。 VRMは90℃近くを示していますが、限界値にはまだ余裕がありそうです。 アイドリング時のR4870X2-T2D2G-OC。各所Tempが低い事が分かります。 ★PowerColor AX4870 512MD5-H ・HD4850と合わせて一大旋風を引き起こした高性能グラフィックカード。 ・単体では500W以上の電源、75WのPCI Express6-pin connectorを2つ要し、デュアルモードでは600W電源が推奨されています。 ・コアクロックは750MHz、メモリクロックはHD4850に比べて下がっている。 ・PowerPlay有効時はHD4850同様、コアクロックは500MHzで稼動。 ・発熱は大きい(BIOSデータを見るとT min℃こそHD4850より下げられているもののT max℃は依然として100℃を超過した設定値になっているからだろう) AX4870 512MD5-Hを2枚使用しCFXも構築してみましたが、総合的に考えるとHD4870X2を単体で購入された方がいいのではないかと筆者は思います。R4870X2-T2D2G-OCのデータと比べればどれほど違うのかがはっきり分かります。 画像はマシンに搭載しているMSI R4870X2-T2D2G-OCとPowerColor AX4870 512MD5-HのCFX状態を示しています。GPU-Zは最新版のGPU-Z v0.3.1を使用。 ◆ Windows Vistaを使って良かったと感じた点 OS:Windows Vista Uitimate(アップグレード版 32bitにて使用) ・ビジュアル要素も評価できますが、あらゆるウィンドにて検索ができますので大変重宝していると共に、賢いOSだと言えるでしょう。 各ウインド内での検索が行える為、作業効率はXPと比べて格段にUPしている。 上の動画は筆者PCシステムにてDreamSceneを起動させたところ。デスクトップ背景に動画を起用できるDreamSceneはUltimate Extrasのオプションで利用できる特典です。キャプチャはFrpasVer2.9.4、編集はWindows ムービー メーカーを使用。 ・システムのトラブルにおいての解決方法はXPに比べて簡単、且つ分かり易いですね。 トラブルの原因がどのようなものなのかを把握、またレポートすることで解決につながる事もあるでしょう。今後、トラブルのデータがより多く集まれば解決の糸口が見つかる率は高くなると思います。 ・現状、互換性よる問題はほとんどありません。 ・DX10に対応しているOSなので、ゲームに障壁がなく多くのジャンルを楽しめます。 ・周辺機器など多くのドライバ群が標準装備されている。 ・Windows Vista SP1導入で更にスムーズな動作が得られています。 ・システムの健康状態がわかる「信頼性とパフォーマンスモニタ」。1分間のアナライズ後、システムの状態が詳細に確認できる。自作マシンにおいては特に重宝するでしょう。 ◆BenchMarkPC Mark05&3DMark06 ★エントリー指定BenchMark(定格パフォーマンス部門) ・PC Mark05(Memory DC Mode:Unganged) ・PC Mark05(Memory DC Mode:Ganged)2008年12月23日再計測 ・3DMark06(Memory DC Mode:Unganged) ・3DMark06(Memory DC Mode:Ganged)2008年12月23日再計測 ・モンスターハンター フロンティア ベンチマーク(指定BenchMarkではありません。参考までに) GPUに高負荷をかけるにはこのMH Benchがおススメ。3GPUの効果が顕著に現れています。ちなみにHD4870単体での仕様では約16000スコア。 カタリスト8.12でPCMark05と3DMark06のテストを実行しましたが変化はありませんでした。 ◆総括 今回の自作機ではあえて「定格パフォーマンス部門」でエントリーしました。理由はCPUとグラフィックドライバによるものです。現状AMD上位クラスのCPUではIntel CPUを圧する事ができない事が明白である事、そしてグラフィックカードにおいてはまだCatalyst ドライバーの完成度が熟していないと思う為です。なかなかパフォーマンスを引き出すのが難しいマシンではありますが、そんなじゃじゃ馬マシンに筆者はとても愛着を感じている次第です。 ※ちなみにCPUを3.0GHzにOCしたスコアは下記画像の通りです。500MHzのクロックUPでこれほどスコアが変わるのですからAMD 次期CPUに期待しているのは当然の事ですね。(他のハードウェアは定格です) 番外編のスコアです。 ◆コラム ついにPhenomU X4登場ですね!AMDが大好きな筆者としては大変うれしい限りです。固体差はあれど空冷で4GHz、液体窒素では6GHzオーバーのCPUには今までに無い力強さを感じます。自作PCは今後もAMDシステムで構築していくつもりです。ドラゴンプラットホームを構築しましたら別途blog yalooにレポをUPする予定ですのでお楽しみに! |
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