電気屋シリーズ「引込開閉器盤とケーブルを改修する」の巻

こんにちはblog yaloo管理人の影武者です。大分冷え込むようになってきましたね。あと2週間もすれば師走に入りますので当然と言えば当然なんですが。

さて今回の電気屋シリーズは前回に続き、老朽化した電気設備改修の話です。

■ヒューズブレーカとNFB

改修内容は共用電灯幹線の引替と引込開閉器盤ならびに開閉器(MCCB)の更新です。既設開閉器では前回の改修作業同様、筒形ヒューズのブレーカが取り付けられていました。このヒューズブレーカの筒形ヒューズは現在入手し難い(関西方面に製造しているところがあるとの情報もありますが)ようでヒューズ切れの際、迅速な対応がとれない場合も考えられる為、老朽化した開閉基盤と共に改修を行っています。

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画像は刃形ヒューズ。(ベークライトの筒内にヒューズが内蔵されている。現在もまだ使用しているところが多いようだが、予備ヒューズを備えているところは少ないですね)

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更新した電灯主幹(MCCB)。 ヒューズブレーカとNFBでは特性による違いがある為、更新の際には注意が必要です。(ヒューズの溶断時間や遮断機の動作時間は電気設備技術基準で定められています)

■ケーブルの劣化
電灯主開閉基盤の更新と共に受点から立ち下げているケーブルに大きなダメージがみられた為、同時に改修作業を実行。(ちなみに画像は動力幹線です)

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これもまた前回同様、ケーブルのダメージがみられました。しかしこれは手抜き工事のによる要因が大きいですね。共用電灯線に使われているケーブルはCVケーブルですが、外被(ビニルシース)を剥ぐと導体を保護する 架橋ポリエチレン絶縁体が現れます。

現在使用されているポリエチレンは熱に強い性質がありますが、紫外線等による対候性は低く、長時間紫外線に曝されているとボロボロになってしまいます。特に黒以外の色ではその傾向が顕著にみられるので敷設時は十分注意が必要になります。

画像は紫外線によりポリエチレン絶縁体が完全に剥がれ落ちている状態です。これが活線ですから危険極まりない事は言うまでもありませんね。これらの事態を避けるには、外被(ビニルシース)を剥いだ際には必ずポリエチレン部分に絶縁テープ等を巻く必要があります。

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画像は改修後の状態

その道のプロと呼ばれるには、疑問・追及・アクションそして常にアンテナ(情報収集)を張っておく事が肝心ですね。電気関係は奥の深い職業だとつくづく感じている次第です。

ではまた!

今日の一言:日々精進が必要です!

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